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ひびきあう詩心―俳句とフランスの詩人たち

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『ひびきあう詩心―俳句とフランスの詩人たち』
(芳賀徹/TBSブリタニカ)
2002年初版 カバーをはずすと本体表紙の角や端っこにぶつけたような凹み有
帯有 全219ページ
¥1,000(送料無料、税込)
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フランスの代表的詩人ポール・クローデルが駐日大使時代に魅せられた「俳句」と「どどいつ」の豊穣なる世界。西欧詩人たちの洞察を通して、東西文芸交流のすがたを見つめた佳篇。(帯より)



フランスの代表的詩人・ポール・クローデルは、日本に強い影響を受け、大使として在任中に多くの短詩を詠んだ。クローデルをはじめ、「俳句の物真似」ではない「俳句の真髄」を捉えたフランスの詩人たちを紹介。



フランスの代表的詩人クローデルさんは控えめに言っても日本大好きだったようで、
駐日フランス大使だった4年半の間(*)、日本の文化と自然に親しみ、
俳句的詩型(短詩、「短唱」と呼ぶ人も)の詩を作ったそうです。
172首を1巻にしたのが、『百扇帖』。

本書では、実際にそれらの詩のいくつかを(原詩と日本語訳を並べて)紹介しながら、
易しく解説しています。
もちろん作品だけではなく、周辺の事情についても言及がありますので、
わかりやすいです。

目次では、全5章のうち、3章までがクローデルさんについて。
4章にはフィリップ・ジャコッテ、ルイ・カラフェルト、
5章にはボヌフォワ、ランボーの名前が見られます。
目次に名前はなくとも、文中に登場する人もいます。
ほ~。

誇らしく、興味深い本です。
全219ページ、版型は小さく、物足りないくらいですが、
俳句とフランスの詩人たちについて、あらましを知るための書としては最適。
とても読みやすいです。

今、俳句は流行りですし、
フランス詩人が捉えた俳句の真髄、その一端を知りたい人におすすめします。


*1921年11月~1927年2月。休暇帰国をのぞいて4年半。