古本屋HoneyBeeBrandの新入荷

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ファンはとっくにご存知か?



『ブラッカムの爆撃機―チャス・マッギルの幽霊、ぼくを作ったもの』
(ロバート・アトキンソン・ウェストール、宮崎駿/岩波書店)
2006年初版 カバー 帯
売り切れ

ウェストールの中短編、
「ブラッカムの爆撃機」、「チャス・マッギルの幽霊」、「ぼくを作ったもの」
3編を収録。

さらに、
宮崎駿さんの漫画「タインマスへの旅」
(前編16ページ+後編8ページ 計24ページ)を収録しています。
宮崎駿のウェストールへのオマージュであり、作品の解説にもなっています。
カラーです。
へぇ~!
こんな作品があったのかと、私は驚きましたが、
ファンの方には有名な作品なのでしょうか?

ウェストールさんの作品は児童文学だそうですが、設定はなかなかハード。
「ブラッカムの爆撃機」は第二次大戦の爆撃機の乗組員が主人公です。
男っぽい節回しと展開。
とっても面白いけど、現代の青少年にわかるんかな?というところを
宮崎駿の漫画が助けてくれるかもしれません。
でも、漫画がなくても大丈夫かも。
子どもの想像力ってすごいですもん。
(子どもの頃、レイモンド・チャンドラーに夢中だったことを思い出しました。)

もちろん大人が読んでも充分面白いです。充分すぎます。
「ブラッカムの爆撃機」では、タウンゼントという凄腕の機長(あだ名は「親父」)が、
飛行機をめちゃくちゃに蹴飛ばすところ、好きです。

おろしたての飛行服っていうのは生きてるんだ。
(中略)
親父の飛行服は違っていた。しっかり殺してある。まるで二枚目の皮膚ってところで、
よく体になじんでいた。



同じことを飛行機にも、しているわけです。

宮崎駿とウェストールには相通ずるところが確かにあります。
目に見える部分だけでも、ラピュタとか、紅の豚とか、ナウシカとかの飛行シーンを思い出しました。
特にラピュタ?

宮崎駿の帯の言葉(収録されている漫画の台詞の引用です)、
「ウェストールの作品は、この酷い世界と戦い続ける勇気と失われたものへの愛惜
に満ちていて、すてきです。」
そっくりそのまま返します。